本年の舞扇会の公演についてご案内させていただきます。
本年は地歌「ゆき」の作詞者・流石(りゅうせき)庵羽積(あんはづみ)(生年不詳~1812)の二百年忌にあたりますので、羽積について顕彰を込めて皆様にご紹介いたします。
「ゆき」は、山村の魂が込められていると祖母・四世宗家は申していた作品ですので、改めて山村流の「ゆき」をゆっくりとご覧頂きたく、妹・光が務めさせて頂きます。
流石庵羽積の二百年忌に際して、一曲でも多くの羽積の作品を本会でご披露したいと思いましたが、「ゆき」以外に羽積作かと思われる曲として現存していたのは残念ながら「羽織褄」のみでした。
羽積が「廓万歳」という曲を作詞したとのことで、2曲『廓万歳』として作品が残っていましたが、どうしても羽積作との確証はとれませんでした。
今回のぼくの演目は、羽積と同時代に作られた2曲の『廓万歳』をご覧いただき、200余年前の歳月に思いを馳せて頂きたく存じます。
第二部にては、長男・侑が長唄「歌右衛門狂乱」を披かせていただきます。私が初めて舞わせていただいたのも丁度同じ年頃でございました。お目だるい事と存じますが、今後共御指導賜り御見守り頂きますと幸いに存じます。
当日はパンフレットの売上金を関東大震災の義援金に充てさせて頂きますので何卒ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
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ありがとうございました
山村若さま☆
先日は舞扇会にお邪魔させていただきありがとうございました☆何もかもが初めてで、感動しました☆また援会バーでよろしくお願いします☆ほ http://hottako.exblog.jp/d2011-05-01/
2011/05/03 23:44 | ほった [ 編集 ]
Re: ありがとうございました
堀田先生 いつもありがとうございます。今後共宜しくお願い申し上げます。
2011/06/12 13:31 | 山村 若 [ 編集 ]
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