山村流 『吾斗ごのみ』日本舞踊上方舞山村流宗家山村友五郎 公式ブログ
2009/05/29 (Fri) 上方四流家元競演『紀尾井 舞の會』

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上方四流の家元が東京で揃うのは初の試みです。千代田区にある紀尾井町小ホールでの『紀尾井 舞の會』に出演させていただくことになりました。「竹生島」は、母が最後に舞った演目で、舞った年齢も現在の僕と同じでした。大切に舞わせていただきます。

日付:平成21年7月22日(水)
時間:[昼の部]午後3時開演 [夜の部]午後6時30分開演
会場:紀尾井小ホール(紀尾井ホール5階)
紀尾井ホールは、客席数も少ない為お申し込みはお早めにとのことです。

地歌「竹生島」
去る程に 是はまた 勿体なくも竹生島 弁財天の御由来
くわしくこれを尋ぬるに 津の国浪速の天王寺 
仏法最初の御寺なり 本尊何かと尋ぬるに 
青面童子庚申 聖徳太子の御建立 
三水四石で七不思議 亀井の水の底清く 
千代に八千代にさざれ石 
巌となれや八幡山 八幡に八幡大菩薩
山田に矢橋の渡し守 漕ぎ行く船から眺むれば 
女波男波の絶え間より弓手にたかき
志賀の寺 馬手は 船路で片男波 
沖なか遥かに見渡せば昔聖人の賞め給う
余国に稀なる竹生島 考安帝の御代の時 
頃は三月十五日 しかもその夜は己の
巳をまつ辰の一天に 二股竹を相添えて 
八声の鶏と諸共に 金輪奈落の底よりも 
揺るぎ出でたる島とかや 
さるに依って鳥居に掲げし勅額は竹に生まるる島とかく
これ竹生島とは読ますなり 
弁財天は女体なれども十五童子のその司
巌に御腰を休らえて 琵琶を弾じて在します

地唄舞 | comment(0) |


2009/05/27 (Wed) 日本舞踊協会新作公演「戀するフリ~古今舞踊抄」

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7月も東京で日本舞踊協会の新作公演に出演させていただくことになりました。
「戀するフリ~古今舞踊抄」と題して、「恋」を縦糸に、伊勢物語から細雪まで時代の織りなす色模様を舞踊で表現する画期的な試みです。

7月16日から20日まで5日間にわたる計7公演です。ぜひお運びください。

*座席券のご希望も承ります。当ブログ右側のお問い合わせメールから、ご連絡ください。

舞台 | comment(0) |


2009/05/26 (Tue) 大阪 新歌舞伎座 名流舞踊会

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大阪なんばの新歌舞伎座が移転する前に、さよなら公演が行われます。
新歌舞伎座は、数十年前には(現在の松竹座が出来るまでは)名前どおり歌舞伎を上演していたこともあり、幅広い芸能の場でした。
歴史ある劇場の緞帳を下ろすにふさわしい舞台をと、「五燿會」のメンバー、花柳基、藤間蘭黄、山村若の三人で出演することになりました。(残念ながら西川箕乃助・花柳錦之輔は今回は参加できませんが演出を担当します。)

『大阪 新歌舞伎座 名流舞踊会』
日時:平成21年6月30日(火)午前10時30分開演

千穐楽に長唄『旅』を舞わせていただきます。『旅』は先代・今藤長十郎家元にお稽古していただいていた頃、家元が作曲され稽古場でもずっと稽古されていた曲でしたのでとても思い入れがあり、一度は踊ってみたかった演目です。吉村雄輝家元の舞台も印象深く目に残っています。どんな舞台になるか楽しみです。

舞台 | comment(2) |


2009/05/22 (Fri) 国際浮世絵学会大会での記念講演

第11回国際浮世絵学会大会で、「上方舞・山村流と浮世絵」と銘打った記念講演をさせていただくことになりました。

日時:平成21年6月14日(日)
   夕方4時~5時30分(講演予定時間)
   *大会自体は朝10:00開始です。
場所:学習院大学 百周年記念会館1階正堂
   (東京都豊島区目白1-5-1/JR目白駅下車 徒歩3分)
参加費:学会員は無料、一般は1,000円(学生:500円)当日受付

まず「山村流について」の講演を妻が行い、続けて僕が「長唄 浦島」を実演します。その後、「浮世絵収集の楽しみ」として、司会の方を交えた鼎談もあります。

 文政2年江戸・中村座で三代目中村歌右衛門が踊った九変化「御名残押絵交張」(おんなごりのおしえのまぜはり)を文政8年1月大阪・角座にて「日本新玉九尾化」(よせてあらたにここのばけ)の外題で再演した折、「狂乱」にかえて差し替えられたのが「浦島」です。いずれも二枚扇や若い男の恋心を描く手法において共通しています。振りというものはどうしても伝わってきた過程で意味が分からなくなったり変化してしまうことがあるのですが、上方絵や番付をたどる事で参考になることが沢山あります。

上方絵に残る山村流の世界と、現在も舞台で大切に舞っている演目が、時代を超えてつながる面白さを感じていただけると思います。ぜひお運びください。

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2009/05/11 (Mon) 御礼

今年の舞扇会も無事盛会裏に終えさせていただくことが出来ました。ご声援ご支援有難うございました。
舞扇会会場にて「宗右衛門町街づくり応援寄付金」を呼びかけましたところ、募金総額が「76,740円」にも達しました。皆大阪の街並みを改善したいと思っておられる証であると感じました。これをきっかけにミナミ全体ひいては大阪の人々が大阪の街の景観美化を心がけるきっかけになればと思っています。

大阪の街は戦災で大部分が消失しました。その中で必死で街を復興し経済成長を遂げてきた人々の努力は大変な物であったと思います。生きるか死ぬかの中で文化や美観が置き去りにならざるを得なかったことは仕方のないことであったのかもしれません。しかし、物質的な欲というものを求めても最終的には満たされる事はないのだということを人々は気付き始めていると思います。次代に何を残せるか、山村流の舞を伝える事は僕の使命ですが、山村流の舞を生み育んだ大阪の街を少しでも美しい街として次の世代に伝えたい。20代で宗家を継いでから自分の芸の事や流儀の事で精一杯であった僕がやっと大阪の街の為にと実行できるようになりました。
ご協力本当に有難うございました。

行事 | comment(0) |


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プロフィール

山村 友五郎

Author:山村 友五郎
本名・山村 武
文化3年(1806年)創流、上方舞・山村流の六世宗家。祖母である四世宗家、早逝した母・糸(五世宗家を諡)の遺志を継ぎ、平成4年に「若」を襲名。
流祖 山村友五郎よりの歌舞伎舞踊と、京阪神で発展した座敷舞(地唄舞)という二つの流れを大切に、古典の維持・伝承に努め、歌舞伎・文楽・宝塚歌劇等の振付も数多く手がけている。
平成18年には創流二百年舞扇会を開催。
平成26年、流祖の名跡を「六世宗家・三代目友五郎」として襲名。併せて長男が「四代目 若」を襲名。

【賞暦】
平成13年
文化庁芸術祭新人賞受賞
平成15年
舞踊批評家協会新人賞受賞
平成18年
芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
平成19年
文化庁芸術祭優秀賞受賞
平成20年
日本舞踊協会花柳壽應賞新人賞受賞
平成21年
大阪文化祭賞受賞
平成22年
芸術選奨
文部科学大臣賞受賞
平成27年
日本芸術院賞受章

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