さて、来たる6月は、9日(土)の五耀會のほぼ一週間前になりますが、
門人の楽女主催の舞踊会にて名古屋でも舞わせていただきます。
演目は地歌「ままの川」です。
この作品は二年前の東京国立劇場「京阪の舞の会」で上演させて頂いて以来となります。
入場無料でご覧いただけますので、お近くの方はぜひお気軽にお運びください。
「山村楽女『舞の会』」
日時:平成24年6月3日(日)開場10:30/開演11:00
場所:中京大学文化市民会館プルニエホール
主催:山村楽女舞の会
後援:中日新聞社
舞台 | comment(0) |
風清らかな初夏となりました
皆々様には益々ご清祥の御事とお慶び申し上げます
20日の舞扇会も目前に迫りました。
山村流は地唄舞の流儀と知られていますが、流祖・友五郎が歌舞伎の振付師でありましたから歌舞伎舞踊も伝承され、また、地歌や上方唄には歌舞伎舞踊から影響を受けたあるいは逆に影響を与えた曲も数多く残り様々な形で流儀に伝わっています。
今回の舞扇会ではそれらに焦点をあてて番組を構成させて頂きました。
第一部の序幕には地歌「越後獅子」にて次男・侃が久しぶりに舞台に立たせて頂きます。また、当流では奴を本衣裳で舞うことは稀ですが、長唄「大原女奴」を長男・侑が衣裳付にて務めさせて頂きます。
本傾城にて光が地歌「閨の扇」を舞わせて頂きます。
私は、享保期(一七一六~一七三五)に活躍し三都随一の女形と評された瀬川菊之丞(俳名・路考)作詞とされ、亡き菊原琴治師が補作・復元し全曲となりました地歌「石橋」を振付し舞わせて頂きます。
地歌「石橋」は後の「変化物」に通じる歌舞伎の演出の一つ「怨霊事」の遺風を留める作品だと云われております。
「怨霊事」とはどのような演出であったのか、また、変化舞踊はどの様な時代背景で生まれていったのかを本番組を通して垣間見て頂きますと幸いに存じます。
今回の「石橋」の振付は復元ではなく、数々の変遷を遂げてきた「獅子物」が存在いたします現代に於いての新しい演目として、新たな作品に出来ますればと、振付させていただきました。
また、出演者一同、流儀に伝わります大切な演目を研鑽し勤めさせて頂きます。
何卒ご来場頂きまして、温かいご声援を賜ります様お願い申し上げます。
舞台 | comment(0) |
来たる6月9日(土)の『五耀會』。
今回は松竹座で開催させて頂くにあたって、現在、大阪ミナミの宗右衛門町では五耀會メンバー全員の顔写真をのせた幟を立てて下さっています!
大阪の街もにぎわい、当日の公演も皆様にお楽しみいただきつつ無事舞い納めさせていただけるよう、メンバー一同頑張って参ります。
五耀會 | comment(0) |
松竹座では三回目の公演となります「五耀會」。
今年は6月に開催させていただきます。
若は、全員での長唄「旅」、基さんとの地歌「都十二月」、基さん・蘭黄さんとの清元「流星」、全員での「楽屋のれん」と4演目に出演予定です。
メンバー全員、一回一回の公演を大切に、現在一心に稽古に取り組んでおります!
どうぞ一人でも多くの方に、日本舞踊の楽しさを感じて頂きたく、ご来駕を心からお待ちしております。
詳細は「五耀會」公式ホームページからもご覧ください。
『五耀會』大阪松竹座 第三回公演
平成24年6月9日(土)
於 松竹座(大阪・難波)
開演 午後2時
出演 西川箕乃助 花柳寿楽 花柳基 藤間蘭黄 山村若
五耀會 | comment(0) |
| TOP |