山村流公式YouTube配信から、第四十五回目は上方唄『金時』をご覧いただきます。
本曲は坂田金時から始まり、義経に弁慶、渡辺綱、神功皇后と武内宿禰等、端午の節句に飾られる武者人形を唄い込んだ曲です。
端午の節句ということで、皆様の無病息災を祈り舞わせていただきました。
先年の11月に国立劇場で舞わせていただいた地唄『善知鳥』が、国立劇場様のチャンネルで公開されております。期間中に是非ご覧になってください。
https://youtu.be/Dz0PRavxgoA
山村流公式ホームページ:http://www.yamamuraryu.com/
第二回山村友五郎の会の動画を配信しております。以下のURLにて是非ご覧ください。
https://filmuy.com/yamamuraryu
山村流公式YouTube配信から、第四十四回目は繁太夫節『金五郎』をご覧いただきます。
祖母四世宗家山村若が、山村楽正のために振付けた作品で、6月27日に国立文楽劇場にて催される
『山村楽正十三回忌追善舞の会』にて舞わせていただきます。
本曲は『小さん金五郎』が元になっています。
上方の歌舞伎役者・金屋金五郎は、島の内の遊女・小さんのもとに寒空の下訪れ、人気役者の声音を使い来た事を伝え、
小さんも勤めの隙を盗んでは密会を重ねていました。
その末に金五郎は病で亡くなってしまいます。
小さんは心中しようとしますが、留められ尼になるのでした。
これは実際にあったお話で、この話が話題になり、浄瑠璃や芝居にとりあげられ、人気を博しました。
繁太夫節は浄瑠璃の流派の一つでしたが、その後座敷芸として上方の演奏家が伝承したので、現在では地唄で演奏されています。
今回は序盤だけご覧いただきます。
この続きを皆様に舞台で見ていただけることを願っております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
先年の11月に国立劇場で舞わせていただいた地唄『善知鳥』が、国立劇場様のチャンネルで公開されております。
期間中に是非ご覧になってください。
https://youtu.be/Dz0PRavxgoA
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山村流公式YouTube配信から、第四十三回目は小唄『鐘に恨み』をご覧いただきます。
桜が舞い散る季節になりますと『道成寺物』を舞ってみたくなるものです。
山村流にも沢山の『道成寺物』が伝承されていますが、その多くが流儀で大切に扱われる『許し物』であるためYouTubeでは配信させていただけません。
本曲は短いながらも道成寺の世界観を表現した一曲となっています。
平成24年の『小唄振りの会』にて振り付けいたしました。
田川賀世次師の唄・三味線にて 小唄『鐘に恨み』をご覧ください。
先年の11月に国立劇場で舞わせていただいた地唄『善知鳥』が、国立劇場様のチャンネルで公開されております。
期間中に是非ご覧になってください。
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公式YouTube配信の第四十二回目は小唄『夜桜』をご覧いただきます。
『夜桜』は色街を唄った曲で、花街へ繰り出すことを夜桜を見に行くとも言ったようです。
桜の咲く季節に座敷で舞われる人気曲でした。
山村流では本手の振りとは別に、『島の内』という演目の中で、地唄『ひなぶり』の前に『夜桜』を付けて子供がおちょやんとして出てくる振りがあります。
揚屋や茶屋では、使い走りなど芸妓の手伝いをする子供をおちょぼ、おちょやんと呼んでいました。
師籍に入る前には名妓と謳われた若津也と共に舞台に立たせて頂いた四代目若のおちょやんの映像も併せてご覧いただきたいと思います。
大坂の色街の風情をどうぞお楽しみください。
先年の11月に国立劇場で舞わせていただいた地唄『善知鳥』が、国立劇場様のチャンネルで公開されております。
期間中に是非ご覧になってください。
https://youtu.be/Dz0PRavxgoA
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公式配信第四十一回目は端唄『ずぼらん』をご覧いただきます。
いつもは春のお彼岸の時期は忙しく、中々お墓参りに行けませんでしたが、今年は不幸中の幸いで、体が空いており、久々にお参りできました。
というわけで今回はお彼岸にちなみ、お坊さんの登場する曲をご覧いただきます。
『ずぼらん』は葛飾あたりの寺のお坊さんを主人公とした作品で、寄席や酒宴席等で舞われる滑稽なチャリ舞として振りが伝わっております。
昨今、チャリ舞を見ることも少なくなりましたので、残したいと思っております。ご覧いただければ幸いです。
先年の11月に国立劇場で舞わせていただいた地唄『善知鳥』が、
国立劇場様のチャンネルで公開されております。
期間中に是非ご覧になってください。
https://youtu.be/Dz0PRavxgoA
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公式配信第四十回目は端唄『夕暮れ』をご覧いただきます。
本曲は山村流では手ほどきの曲として使われております。
隅田川が歌詞に詠み込まれていることからわかるように、江戸由来の端唄ですが、川や月、鳥など対象物がはっきりと唄われているので、地唄舞に大切な目線や基本の動きが学べる一曲になっています。
今回は四十回記念という事で友五郎チャレンジとして、この『夕暮れ』を逆再生で舞ってみたいと思います。
まさかの30分越えとご覧いただく方も大変な超大作になっておりますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
先年の11月に国立劇場で舞わせていただいた地唄『善知鳥』が、国立劇場様のチャンネルで公開されております。
期間中に是非ご覧になってください。
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公式配信からの動画を掲載しております。
第三十九回目は上方唄『瀬田の橋』に二番をご覧いただきます。
第二十一回目にご覧いただいた『瀬田の橋』の一番では、近江八景を詠み込んだ歌詞になっておりましたが、
二番では打って変わって、近松門左衛門作の義太夫『子持山姥』(媼山姥やしゃべり山姥とも)を元にした曲となっております。
『子持山姥』は源頼光とその四天王が活躍する浄瑠璃で、本曲はその二段目『廓噺の段』が読み込まれております。
坂田時行は親の仇を討つために煙草売りに身をやつし、諸国を巡っております。
ある日、時行は大納言兼冬の娘で、源頼光の許嫁である沢瀉姫(おもだかひめ)の館で、三味線と小唄を披露することになります。
放浪の身である夫を追いかけている妻の八重桐は、その唄が自分と夫しかしか知らないものだと気づき館へ入り込みます。
そこで再会を果たした夫婦は夫婦喧嘩を始めてしまいます。
その時の長台詞は「しゃべり」と呼ばれ当時人気だったようです。
結局八重桐の妹が先に仇を討ったこと知った時行は、それを恥じ切腹してしまいます。
生き恥をさらすよりも、死んで八重桐の胎内に宿ることで、産まれてくる子に力を授けようとしたのです。
そうして時行の思念が宿った八重桐は、鬼女となりどこかへ消えてゆくのでした。
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