上方風流の3回目が載りました。舞台を勤める際、直前や直後に解説をと依頼されることが多いのですが、僕はそれが本当に苦手です。僕は次に勤める舞台の為に楽屋にて静かに役作りをするというタイプではありませんがこう見えても意外と頭の中は舞台の事で一杯だったりします。
芸能を楽しむにはその作品を理解する云わば引きだしのようなものが不可欠であって、それを演者に求めるのは酷ではないかと思うのです。勉強しているのではなく楽しんで頂けるような土壌がだんだん少なくなってきているのも事実ですから、努力はしていかねばと思うのですが、これがジレンマとなっています。
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