五月は、9日に大阪・国立文楽劇場での舞扇会、23日には東京・三越劇場での五耀會と大きな舞台を節目に飛ぶように過ぎました。度重なる舞踊会にも関わらず足を運び応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
お蔭様で第三回目となる五耀會ではアンケート結果からも非常にご好評いただけたとのことで、地歌舞の魅力を少しでも、また、一人でも多くの方に伝えたいという思いが、徐々に報われてきたようで嬉しい限りです。
振り返ると、四月後半には祖母の四世宗家の代から流儀に一途に貢献してくれた若晴司が帰らぬ人となりました。その哀しみにゆっくり暮れる間も無いままでしたが、子供の頃から僕を支えてくれた長い年月を想い返すとともに、命は消えても、いつもの柔和な表情ですぐ近くから見て居てくれているような感覚を覚えています。東京での奮闘も、きっと満面の笑顔で喜んでくれているような気がします。
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