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山村流 『吾斗ごのみ』日本舞踊上方舞山村流宗家山村友五郎 公式ブログ
2010/08/29 (Sun) 浦島

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昨日は、新歌舞伎座の開場プレビュー公演の「名流舞踊会」にて「浦島」を舞わせて頂きました。初めて立つ舞台ですので何となく探りながらで、しかも大叔父が亡くなってからは稽古にもどうしても緊張感が足らない気がして今後自分自身の稽古はどうしたらいいのかと悩んでいる中、昨日の舞台も今までの貯金で勤めた気がして自分では100%納得出来た訳ではなかったのです。それでも、お陰様でお客様の拍手や歓声の反応が直に聞こえ、喜んで頂けたように思いました。「トリ」というのも少なからずプレッシャーでしたので無事終えることが出来ホッとしました。ご覧頂いた方々に心より御礼申し上げます。有難うございました。

さて、今日は久々の休みで西国33ヵ所札所の9番「興福寺」に行ってきました。
興福寺は子供のころからなじみのあるお寺ですので、難なくお参り出来、その後立ち寄った骨董屋さんで、なんと古い玉手箱を見つけました。
僕が使っている玉手箱は祖母が使っていたものですが、この玉手箱は上の部分に小さい扉がありそこに面が仕込んであり、下の部分には煙がでる仕掛けが・・・。細工も細かく職人の技にも感心しました。興福寺の南円堂のお導きか・・・。昨日「浦島」を舞った後だけに仏縁を感じました。

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プロフィール

山村 友五郎

Author:山村 友五郎
本名・山村 武
文化3年(1806年)創流、上方舞・山村流の六世宗家。祖母である四世宗家、早逝した母・糸(五世宗家を諡)の遺志を継ぎ、平成4年に「若」を襲名。
流祖 山村友五郎よりの歌舞伎舞踊と、京阪神で発展した座敷舞(地唄舞)という二つの流れを大切に、古典の維持・伝承に努め、歌舞伎・文楽・宝塚歌劇等の振付も数多く手がけている。
平成18年には創流二百年舞扇会を開催。
平成26年、流祖の名跡を「六世宗家・三代目友五郎」として襲名。併せて長男が「四代目 若」を襲名。

【賞暦】
平成13年
文化庁芸術祭新人賞受賞
平成15年
舞踊批評家協会新人賞受賞
平成18年
芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
平成19年
文化庁芸術祭優秀賞受賞
平成20年
日本舞踊協会花柳壽應賞新人賞受賞
平成21年
大阪文化祭賞受賞
平成22年度
芸術選奨
文部科学大臣賞受賞
平成26年度
日本芸術院賞受章
令和2年(2020年)
紫綬褒章受章

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