10月は毎年の東西名流舞踊鑑賞会です。
今年は夕方の第2部で、久しぶりに妹・光と義太夫「蝶の道行」を舞わせていただきます。
「蝶の道行」は昨年11月に亡くなりました大叔父が小さかった僕を抱いて子守唄代わりにあやしてくれた演目で今でもこの曲を聴くと懐かしく、もうすぐ亡くなって1年となる大叔父が上演する機会をくれたのではと思っています。本衣裳付けでの上演したのは実に20年以上前となります、どうぞお運び下さいますようお願い致します。
義太夫「蝶の道行」
近藤家の息子『助国』と、越野家の娘『小槇』。両家が互いにお家騒動に巻き込まれ不和となったことで二人の恋人は主君夫婦の身替りとなり首をはねられてしまいます。
死後、蝶となった二人は、美しい花々が一面に咲き乱れる大和の野辺に生前の姿で現れ、現世では叶わなかった恋の喜びを謳歌するかのように舞いますが、やがて「修羅の迎えはたちまちに」と、地獄の業火に焼かれ苦痛に悶えながら「夢に見る草の露」と、静かに重なり合い息絶えてしまいます。
第28回舞踊公演「東西名流舞踊鑑賞会」
平成22年10月16日(土)
会場:国立文楽劇場(大阪)
第一部:午後1時開演/第二部:午後4時30分開演
*公演詳細は国立文楽劇場ホームページにて
*当ブログでも切符をお問い合わせ頂けます。右枠のメールフォームからご連絡下さい。
舞台 | comment(0) |
<<11月国立劇場「舞の会ー京阪神の座敷舞ー」 | TOP | 「宝塚歌劇の写真展」にて対談させて頂きます>>
comment
| TOP |