本日12月13日は事始めでした。事始めとは、元々正月の準備をこの日から始めたことを言い、師匠に一年のお礼の挨拶に伺い代わりに新年用の扇を頂き、新たな気持ちで芸事と向き合うことになります。
この日の挨拶は「お事多(ことおお)ございます」というもの。おおどかで古風な感じの残る言葉だと思っています。
一門が朝から揃いの紋付で集まり、挨拶の後、例年通り今年の扇を一人一人に手渡ししました。来年も真新しい扇が傷んでしまうまで稽古し精進するようにとの思いを込めてずっと続けられてきた行事です。
画像の御鏡と雛壇のお餅に加えて、12月30日に正月飾りの餅花やしめ飾りを飾ればなお一層稽古場が華やぎます。飾り付けは家族総出で結構大変なのですが、稽古場に最も季節感が漂い今年も一年が無事納まったと感慨を深くする瞬間でもあります。
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