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山村流 『吾斗ごのみ』日本舞踊上方舞山村流宗家山村友五郎 公式ブログ
2011/01/11 (Tue) 山村流の宝恵駕を出させて頂きました

お正月に続く大阪の一大行事といえば、何と言っても「十日戎」です。
昨年は大阪ミナミの宗右衛門町さんの駕篭に乗せて頂いた所、今年から山村流として駕篭を出させて頂くことになり、先日、9日の宝恵駕行列に参加させて頂きました。

えべっさんは、1月9日、10日、11日の三日間の行事ですが、宝恵駕行列は初日の「宵えびす」のみ。
難波を出発して、今宮戎までの道中、「ほえかご」のかけ声や南地小唄、鐘や鳴り物を打ち鳴らしながら賑やかに華々しく行進するものです。そもそもこの駕篭道中はミナミの旦那衆の代参で芸妓さんがお参りし始めたことが発祥といわれ、その伝統から先頭の駕篭は大和屋さんの芸妓さん、続いて文楽さん(今年は三味線方の鶴澤清二郎師匠)、そして今年はその次に山村流が続かせて頂きました。門弟達も揃いの黒紋付で後に続いておりました。

元々、僕はえべっさんにはこだわりがありまして、五耀會のオリジナル演目・長唄「七福神」でも、もちろん役どころは恵比寿さん。
こうして、自分の代から駕篭行列を出させて頂くことになって、ますます強いご縁を感じずにはいられません。
清々しい気持ちで、今年も良い一年になりますようにと参拝しました。

当日、とんぼりリバーウォークでの式典や神社までの行列中に温かくご声援下さった皆様、本当にありがとうございました。
これから毎年恒例となります。よろしくお願い致します!

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プロフィール

山村 友五郎

Author:山村 友五郎
本名・山村 武
文化3年(1806年)創流、上方舞・山村流の六世宗家。祖母である四世宗家、早逝した母・糸(五世宗家を諡)の遺志を継ぎ、平成4年に「若」を襲名。
流祖 山村友五郎よりの歌舞伎舞踊と、京阪神で発展した座敷舞(地唄舞)という二つの流れを大切に、古典の維持・伝承に努め、歌舞伎・文楽・宝塚歌劇等の振付も数多く手がけている。
平成18年には創流二百年舞扇会を開催。
平成26年、流祖の名跡を「六世宗家・三代目友五郎」として襲名。併せて長男が「四代目 若」を襲名。

【賞暦】
平成13年
文化庁芸術祭新人賞受賞
平成15年
舞踊批評家協会新人賞受賞
平成18年
芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
平成19年
文化庁芸術祭優秀賞受賞
平成20年
日本舞踊協会花柳壽應賞新人賞受賞
平成21年
大阪文化祭賞受賞
平成22年度
芸術選奨
文部科学大臣賞受賞
平成26年度
日本芸術院賞受章
令和2年(2020年)
紫綬褒章受章

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