お正月に続く大阪の一大行事といえば、何と言っても「十日戎」です。
昨年は大阪ミナミの宗右衛門町さんの駕篭に乗せて頂いた所、今年から山村流として駕篭を出させて頂くことになり、先日、9日の宝恵駕行列に参加させて頂きました。
えべっさんは、1月9日、10日、11日の三日間の行事ですが、宝恵駕行列は初日の「宵えびす」のみ。
難波を出発して、今宮戎までの道中、「ほえかご」のかけ声や南地小唄、鐘や鳴り物を打ち鳴らしながら賑やかに華々しく行進するものです。そもそもこの駕篭道中はミナミの旦那衆の代参で芸妓さんがお参りし始めたことが発祥といわれ、その伝統から先頭の駕篭は大和屋さんの芸妓さん、続いて文楽さん(今年は三味線方の鶴澤清二郎師匠)、そして今年はその次に山村流が続かせて頂きました。門弟達も揃いの黒紋付で後に続いておりました。
元々、僕はえべっさんにはこだわりがありまして、五耀會のオリジナル演目・長唄「七福神」でも、もちろん役どころは恵比寿さん。
こうして、自分の代から駕篭行列を出させて頂くことになって、ますます強いご縁を感じずにはいられません。
清々しい気持ちで、今年も良い一年になりますようにと参拝しました。
当日、とんぼりリバーウォークでの式典や神社までの行列中に温かくご声援下さった皆様、本当にありがとうございました。
これから毎年恒例となります。よろしくお願い致します!
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