2月10日 午後10時15分より NHK教育テレビにて日本の芸能百花繚乱に妹・光と共に出演させて頂きます。
昨年の山村流宗家一門会「舞扇会」は地唄「ゆき」の作詞者・流石庵羽積の二百回忌によせて開催いたしましたが、地唄「羽織褄」も羽積作詞の小曲で、恋人との諍いの後、薄氷のような互いの仲を嘆きそれでも恋しいと思う気持ちに違いがないのだという女心を詠っています。光が出演いたします。
上方唄「齋藤太郎左衛門」は『大塔宮曦(おおとうのみやあさひの)鎧(よろい)』通称「身替り音頭」の登場人物で3代目中村歌右衛門の当たり役とされました。歌右衛門が評判をとった「慣ちょっと七化(みなろうてちょっとななばけ」の「座頭」に取り入れられている曲で、歌右衛門が座頭の身なりで「斎藤太郎左衛門」を踊ると観客は大いに沸いたことでしょう。平成22年の舞扇会でこの「七変化」を復元上演し、その成果として僕は芸術選奨を頂くこととなりました。軽く滑稽な作品ですが、このような小曲もなかなか舞台に掛ける事がないので皆さんにご覧いただきたく思いました。(大きな賞をいただけたのも、この曲のお陰ですから・・・。)
地唄「世界」は光との二人立ちです。廓の世界を詠った曲で、色街を行き交う男と廓の世界に住む女の様々な色模様を描いています。
海外の日本語チャンネルである「ワールドプレミアム」か「テレビジャパン」でも放映されますので是非ご覧になってください!!(上の画像はご案内に作った案内状です。皆様にも寒さ尚残ります折から僕からのお見舞い状です。ご覧になって下さい。)
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