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山村流 『吾斗ごのみ』日本舞踊上方舞山村流宗家山村友五郎 公式ブログ
2009/05/22 (Fri) 国際浮世絵学会大会での記念講演

第11回国際浮世絵学会大会で、「上方舞・山村流と浮世絵」と銘打った記念講演をさせていただくことになりました。

日時:平成21年6月14日(日)
   夕方4時~5時30分(講演予定時間)
   *大会自体は朝10:00開始です。
場所:学習院大学 百周年記念会館1階正堂
   (東京都豊島区目白1-5-1/JR目白駅下車 徒歩3分)
参加費:学会員は無料、一般は1,000円(学生:500円)当日受付

まず「山村流について」の講演を妻が行い、続けて僕が「長唄 浦島」を実演します。その後、「浮世絵収集の楽しみ」として、司会の方を交えた鼎談もあります。

 文政2年江戸・中村座で三代目中村歌右衛門が踊った九変化「御名残押絵交張」(おんなごりのおしえのまぜはり)を文政8年1月大阪・角座にて「日本新玉九尾化」(よせてあらたにここのばけ)の外題で再演した折、「狂乱」にかえて差し替えられたのが「浦島」です。いずれも二枚扇や若い男の恋心を描く手法において共通しています。振りというものはどうしても伝わってきた過程で意味が分からなくなったり変化してしまうことがあるのですが、上方絵や番付をたどる事で参考になることが沢山あります。

上方絵に残る山村流の世界と、現在も舞台で大切に舞っている演目が、時代を超えてつながる面白さを感じていただけると思います。ぜひお運びください。

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プロフィール

山村 友五郎

Author:山村 友五郎
本名・山村 武
文化3年(1806年)創流、上方舞・山村流の六世宗家。祖母である四世宗家、早逝した母・糸(五世宗家を諡)の遺志を継ぎ、平成4年に「若」を襲名。
流祖 山村友五郎よりの歌舞伎舞踊と、京阪神で発展した座敷舞(地唄舞)という二つの流れを大切に、古典の維持・伝承に努め、歌舞伎・文楽・宝塚歌劇等の振付も数多く手がけている。
平成18年には創流二百年舞扇会を開催。
平成26年、流祖の名跡を「六世宗家・三代目友五郎」として襲名。併せて長男が「四代目 若」を襲名。

【賞暦】
平成13年
文化庁芸術祭新人賞受賞
平成15年
舞踊批評家協会新人賞受賞
平成18年
芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
平成19年
文化庁芸術祭優秀賞受賞
平成20年
日本舞踊協会花柳壽應賞新人賞受賞
平成21年
大阪文化祭賞受賞
平成22年度
芸術選奨
文部科学大臣賞受賞
平成26年度
日本芸術院賞受章
令和2年(2020年)
紫綬褒章受章

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