上方四流の家元が東京で揃うのは初の試みです。千代田区にある紀尾井町小ホールでの『紀尾井 舞の會』に出演させていただくことになりました。「竹生島」は、母が最後に舞った演目で、舞った年齢も現在の僕と同じでした。大切に舞わせていただきます。
日付:平成21年7月22日(水)
時間:[昼の部]午後3時開演 [夜の部]午後6時30分開演
会場:紀尾井小ホール(紀尾井ホール5階)
紀尾井ホールは、客席数も少ない為お申し込みはお早めにとのことです。
地歌「竹生島」
去る程に 是はまた 勿体なくも竹生島 弁財天の御由来
くわしくこれを尋ぬるに 津の国浪速の天王寺
仏法最初の御寺なり 本尊何かと尋ぬるに
青面童子庚申 聖徳太子の御建立
三水四石で七不思議 亀井の水の底清く
千代に八千代にさざれ石
巌となれや八幡山 八幡に八幡大菩薩
山田に矢橋の渡し守 漕ぎ行く船から眺むれば
女波男波の絶え間より弓手にたかき
志賀の寺 馬手は 船路で片男波
沖なか遥かに見渡せば昔聖人の賞め給う
余国に稀なる竹生島 考安帝の御代の時
頃は三月十五日 しかもその夜は己の
巳をまつ辰の一天に 二股竹を相添えて
八声の鶏と諸共に 金輪奈落の底よりも
揺るぎ出でたる島とかや
さるに依って鳥居に掲げし勅額は竹に生まるる島とかく
これ竹生島とは読ますなり
弁財天は女体なれども十五童子のその司
巌に御腰を休らえて 琵琶を弾じて在します
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